シロクマのしあわせ練習帖

朝空写真と脳内排出、ときどき夜空

春が来たので登山の準備をしよう

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久々に出社すると対面での会話が増え、当然雑談も増えるわけで。普段、ほとんどメールやチャットで必要最低限の会話しかしない生活を送っていると、脳がフル回転してしまう。自分が会話に参加していなくても、それを傍観するシーンも当然出てくるわけで、リモートで事足りるのに出社せざるを得ないのならば、せめて人間観察を楽しもうと思うのだが、思っている以上にしゃべりすぎてしまう。結局、帰宅後はどっと疲れるのがオチで。

どんな場所でも男女問わず、マウント取り合戦が行われることがあるわけなのだが、今の職場は頭脳戦というか、冷戦というか、見るに堪えない山頂争いが少ないように思う。ドラマや漫画で見られるような、人を踏みつぶしてまで山頂を目指すマウンティング人間がいないというのもあるが、下界にいるように見せかけて、実は「登頂済み」のオーラをまとった人が多いのである。

中には、相手に不快感を与えないように上手に登山を仕掛けてくる人もいるわけだが、挑発に乗ることなくどうぞ登ってみたまえと言わんばかりの人、もしくはうっかり滑落しないように温かく見守る人が多く、山が荒らされることが少ないのである。

そんな人が多いところにいると、うっかりしゃべりすぎた後に「もしかして登るつもりがなくとも、実は登山道を歩き始めていたのではないか」と羞恥心でかき乱された焦燥感が襲ってくる。もしくは「気づかないうちに一緒に登山させられていたのではないか」と猜疑心に引きずり降ろされそうになることもある。

そんなときは穴を掘ってそっと冬眠をしたくもなるのだが、春が来ているのでやめておくことにする。

自分の能力以上の山を登ろうとするから、見苦しかったり迷惑だったりするわけで、そんな無謀な登山は下手すると命取りになりかねない。山に登るための体力と知識を備え、登山のマナーを身に着けよう。高い山ほど知識や技術、備えが必要で、同行する人との協力や他の登山者との譲り合いも必要になるのだ。

人を踏みつぶしながら登ったとしても、山頂から見る景色はきっと美しくないのだろう。手つかずの自然こそ、きれいな景色を見せてくれる。人も自然も、ありのままが面白い。

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