シロクマのしあわせ練習帖

朝空写真と脳内排出、ときどき夜空

簿記3級合格後の改心

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簿記3級の試験を、昨日無事に終えた。結果はどうであれ、午後をご褒美タイムにしたく午前中に試験の予約を入れていた。ほぼ2週間で詰め込み、苦手な箇所は残したままだった。第一問と第三問は、回りくどい日本語に惑わさなければ7割8割取れるが、第二問にこの苦手分野が出たらヤバイという「博打受験」となった。

悪い予感は当たるもので、第二問は最後まで「なぜこうする」が呑み込めなかった問題だった。全問解き終え、最後に解き始めたがすぐさま混乱状態。

「あれ?こうだっけ?なんでこうなるんだっけ、おちつこう、まずは仕訳をかいてみてだな・・・あれ?貸借勘定は繰り越すから、あれ?」

まるで、のだめカンタービレで時間がないのにコンテストに挑むのだめ状態だった。真摯に譜面に向き合い、理解できない状態でオーバーヒートしたのだめ。結局1曲まるまる間に合わず、それでもギリギリまであきらめずに譜面を丸々詰め込もうと集中しているバスの中、突然鳴り響く「今日の料理の着信音」に邪魔をされる。本番は譜読み最中に突然飛び込んできて脳内に残る「今日の料理のテーマソング」を奏でた。

第二問を解きながら、脳内では「今日の料理」が鳴り響き、完成させることも、他完成させた問題を見返すこともなく終了。正直「終わった」と思った。

CBT受験は、結果がその場ですぐ出る。結果、合格点ギリギリだった。ギリギリでも合格は合格だ。2週間ぎっちり詰め込み集中期間が終わると思ったら泣きそうになっていた。

午後はご褒美時間にとっておいたはずなのに、不思議とご褒美行動に向かわなかった。受験会場が入る商業ビルの中には、PENTAXのカメラ修理・ワークショップ&写真作品展示ホールのRICOH音楽教室を開催している山野楽器があるというのに、向かおうとはしなかった。前日下見に行った際にふらーっと覗いたこともあってか、1ミリたりとも足が向かわなかった。

頭の中では、2級のことばかり考えていた。2級は合格を目標とせず6月までの「記念受験」で終わらせるつもりでいた。最短で同じように詰め込んで受験してさっさと解放されたかったのだが、3級の受験結果で「なんでこうなる」がわかっていない悔しさからか、合格を目指すのではなく「理解」を目指したいに変わっていた。

6月までの勉強計画を立てたい。ひとまず空腹を満たし、iPhoneで情報収集。その後すぐに向かったのは書店のビジネスコーナーだった。

自動ドアが開き、目の前に飛び込んできた本のタイトルが「まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」だった。「まぐれ」が強調された本のタイトル文字に、思わず笑ってしまった。この合格はまぐれなのだから、勘違いするなと言われているような気がした。

どんな内容の本なのか前書きと目次を立ち読みする。ノウハウ本や啓発本ではなく、単なるトレーダーのエッセイ本だった。成功者の中には「偶然」成功したものが多く、だいたい彼らは「偶然」を自分の実力と勘違いしている投資家や実業家が多い。つまりタイトル通り「まぐれ」で得た結果を実績と思うなと、世の金持ちに喧嘩を売ったようなエッセイ本だった。

この勘違いは何も投資家に限ることではないと思った。簿記3級に合格したからといって、何の実績にもならない。たった2週間集中しただけで、会計の奥まで行った気になるなってことなのだ。まして、本来の業務である管理会計を理解せずとも、なにが資格取得だ。まさに、資格を取得すれば自分に知識と実力が付くと勘違いしてはならないのである。

本来の目的である、自分の時間を取り戻したいということを忘れてはならないのである。自分の時間とお金を得るために、スキルアップと昇給(雇用形態変更)が必要なのだ。

簿記2級は、知識習得をメインとし、資格取得の祭りごとからちょっと距離を置いていこう。そして、自分の生き方の足固めをしていこう。

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