シロクマのしあわせ練習帖

朝空写真と脳内排出、ときどき夜空

それでも朝はやってくる

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一気に春めいた通勤路を歩きながら、いつまでこんな面倒な働き方をしなければならないのだろうと思っていた。出勤必須の企業に比べれば、断然条件はよいはずなのに、人間というものはないものねだりである。

上司には、あと5年は働き続けるつもりといったものの、なんとかして今の働き方を早く卒業したいという思いが密かに強くなっている。

1日一食に変えてからの初の出社日。周りに流されて珈琲ぐらいは手を付けるかもしれないと覚悟はしていたが、そうでもなかった。

昼休みになり、すぐに簿記2級のCBT受験を申請。その後、ビル内にある書店に向かった。3級は暗記型の勉強だったので裏紙でOKだったが、わたしの脳のスペックでは2級は暗記型は無理と判断。しっかり理解するためにノートにまとめる型の勉強に変えようと思いノートを一冊購入した。余った時間で本を物色する。心理学系、語学系、旅系、エッセイ系。きになる本をペラペラめくるも、じっくり読みたいと思う本には出合えなかった。

各書店取り扱う書籍が異なるものだが、この書店はあまり購買意欲が爆発することがなかった。扱っている本というよりは、書籍のレイアウトの問題なのかもしれない。なので、昼抜きしているわたしにとっては、文具調達と時間つぶしにちょうどいい。

3月の半期決算。事業計画の下期見直しは今年もないので、若干心に余裕があるものの、やはり世間は年度末。繁忙波の影響を受けないわけでもない。

先の読めない時代に、損益の先を読むなんて無理ゲーに近いはずなのに、それでも上層部はやらねばならぬのだろう。声高に目標値と正しい今期予測値の算出を促す。末端で業務につくものは、対岸の火事を眺めながら、消火に関する情報を待ちながらも心苦しさだけが共有される。

世界中がこんな心苦しい状態なのだろうか。

引きずられてはいけないと思いながらも、体が休息を求める。夕食後は1ページも進まないまま寝落ちしてしまい、購入したノートはまっさらのまま。夜中に寒さに震えて目覚め、ふらふらと布団を取り出し再び眠りにつく。それでも朝はやってくる。小雨が降った後の少しひんやりした清々しい朝だった。

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