Watana Bear's Life Makeovers

空の写真 と 脳内排出 ときどき しあわせ練習帖

参考図書:ずっとやりたかったことを、やりなさい

 

しあわせ練習帳の最初の参考図書として紹介されている、「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」。

自分の中の創造性を育み「ずっとやりたかったこと」を見つけ、チャレンジし、人生を豊かなものにするためのドリルのような本である。ロングセラーの人気シリーズとなり、第3弾まで発売されている。

3作目の「いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。は、人生の折り返しを迎えた世代が、もう一度自分らしい人生を取り戻すための課題となっている。今年の1月から取り組んでおり、1年かけてゆっくり自分を取り戻していくつもりだ(3月から6月まで簿記勉強&修行中につき中断)。

基本となる1作目と2作目は、世代を問わずに無意識や童心と向き合い、創造性を取り戻す課題となっている。クリエイティブな仕事や趣味をするつもりがなくても、生きている以上人は何かを生産していることをわすれてはならない。自分の中の創造性を見出すことは生活を向上させることにつながると思うわけで。

発売されたころに1度取り組んだきりだが、いまのわたしには3作目よりも、基本のこの2冊の課題を取り組むべきなのではないかと思い始めた。日々流されているような虚無感を感じつつ、何をしていても愉しくないのだ。

好奇心と行動力と自制心が内乱を起こし、フラストレーションと孤独にもがき苦しんでいるいるのは、6月に簿記2級の検定を受験するためだ。

受験日までを修行中と称して、簿記勉強のほかに心身の浄化に集中すると決めた。自分で決めたのにも関わらず、1か月もたっていないというのに苦しくなり、修行が明けるころには病み落ちしてしまい、行動を起こすための原動力(燃料)が枯渇してしまっているのではないかと不安になる。

ひとまず、しあわせ練習帳の参考図書としてこの本が紹介されていたこともあり、久々に1時間ほど読み返してみた。

創造主によって作り出されたわたしたちが、創造性に生きることは、創造主への恩返しである。世界的に「創造主」というと「神」をイメージするのが一般的なのだろうか。だが、本書にはこんな断りが記載されている。

この(本の)コースをやり終えるのに、どんな神の概念も必要がないことを、ここではっきり断っておきたい。それどころが、私たちが共有している神の概念の多くは邪魔になる。本書で神という言葉が使われる場合、「人生に秩序をもたらす整然とした流れ」という考えと置き換えてもらってもよい。ここで話題にしているのは創造のエネルギーなのだ。

心理学や脳科学を学ぶと、かならずその先で神秘学や宗教学にぶつかる。科学的に説明のつかないことに初めて出会ったころは新鮮だったのだが、深入りすればするほどその依存性や中毒性が強いことに嫌悪感を感じ始めるわけで。ましてや宗教ともなると、それはもう「推し担」の争いにも通ずるものを感じてしまい、げっそりした。

明治神宮に初めて参拝に行ったとき、天皇が神の末裔であることを知った。その時、天皇が特別な存在であるということよりも、神もわたしたちと同じ人間であったということに親近感を覚えた。言われてみれば、世界中の多くの人が崇拝するヤハウェイも、キリストもわたしたちと同じ「人間」だ。

特別扱いすることなく同じ人間として他者を敬愛する様に、神と呼ばれる存在にも接する。生きていようと、死んでいようと、偶像であろうと、自分以外の何かを妄信することなく、まずは自分を信じることが重要である。神社のご神体が、自分が映し出される鏡であるように。

 

本書を通して創造性の回復に取り組めば、自分のいろいろな側面との出会いに導かれる。その中には、ずるい面やいやな面もあるかもしれない。それゆえ、決していい体験ばかりではなく、落ち込んだりすることもあるにちがいない。

しかし、最終的に、あたなはきっと自由になる。

自由の牢獄 *1に陥っているのか、それともまだ自分自身を信じることができないのか。確かめるためにも、もう一度この本の課題に取り組もうと思う。

1作目2作目とも各12週となり、全24週間年内には終わることになるのだが、しあわせ練習帳と並行して行うには、ちょっとしんどい(時間的にも精神的にも)かもしれない。しあわせ練習帳がおわったら取り組みなおしてみよう。

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参考:各シリーズの課題リスト

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

  • 第1週 安心感を取り戻す
  • 第2週 アイデンティティを取り戻す
  • 第3週 パワーの感覚を取り戻す
  • 第4週 本来の時bんを取り戻す
  • 第5週 できるという感覚を取り戻す
  • 第6週 豊かさの感覚を取り戻す
  • 第7週 つながりの感覚を取り戻す
  • 第8週 芯の強さを取り戻す
  • 第9週 思いやりの心を取り戻す
  • 第10週 守られているという感覚を取り戻す
  • 第11週 自立の感覚を取り戻す
  • 第12週 信じる心を取り戻す

ずっとやりたかったことを、やりなさい。(2)

  • 第1週 起点の感覚を発見する
  • 第2週 調和の感覚を発見する
  • 第3週 一段高いところから見る感覚を発見する
  • 第4週 冒険の感覚を発見する
  • 第5週 ノーと言える感覚を発見する
  • 第6週 教会の感覚を発見sうる
  • 第7週 背中を押される感覚を発見する
  • 第8週 見分ける能力を発見する
  • 第9週 立ち直る感覚を発見する
  • 第10週 仲間意識を発見する
  • 第11週 信頼の感覚を発見する
  • 第12週 創造の感覚を発見する

いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。

  • 第1週 もう一度「驚き」に火をつける
  • 第2週 もう一度「自由」に火をつける
  • 第3週 もう一度「つながり」に火をつける
  • 第4週 もう一度「目的意識」に火をつける
  • 第5週 もう一度「正直さ」に火をつける
  • 第6週 もう一度「謙虚さ」に火をつける
  • 第7週 もう一度「回復力」に火をつける
  • 第8週 もう一度「喜び」に火を付ける
  • 第9週 もう一度「動き」に火をつける
  • 第10週 もう一度「活力」に火をつける
  • 第11週 もう一度「冒険心」に火をつける
  • 第12週 もう一度「信頼感」に火をつける

(2573:引用・リスト含む)

 

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*1:ミヒャエル・エンデの作品「たくさんの扉の中から、自由に一つ選んでよいといわれた青年は、悩みに悩んで結局選べなかったという「人生は選択と悩みの連続である」ということを説く短編寓話