化学が救ってくれた。感情に振り回されずに目標を実現するための方法。
年初めに毎日日記を書くなどと決めたにもかかわらず、久々の更新である。続かない理由は一言で片付けてしまえば「不調」である。
簿記とTOEICの勉強と同時進行で進め、平日は残業続きな上に土日は勉強三昧なことをした途端の不調である。
眼球の痛みと頭痛でモチベーションが消えた。勉強をストップして疲労回復に土日を費やす。それでも戻らず眼球マッサージなどをしてようやく復旧。ところが気持ちが乗らない。モチベーションが戻ってこないのである。
なんだろう。
色々考える。仕事も身に入らない。身に入らないから残業が増える。勉強時間が減る。不安と焦燥感が膨れ上がる。勉強を手に付けない自分に対して自己嫌悪。そのうち、何もかもがストップする。悪循環。
ふっと、食後に息子と話をしてみた。
「もしかして、これは巷で噂の更年期ですか?!」
そういうと、息子はすかさずフォローしてくれる。
「日光不足じゃない?外出て日光浴びろよ」
確かに、1月に入ってから天気もあまり良くなく、午前中の日照時間は少なかった。せっかく外に散歩に出た日さえ曇天だった。東向きの部屋でさえ、電気をつけねばならない日があったくらいだ。
そんなもんか。そう気を紛らわすことで、仕事は落ち着いてできるようになってきた。というよりも、追われてきたので必然的に集中せざるを得なかった。
仕事はこなすが、自分のやりたいことや決めたことには気が向かない。
何これ、すげー損な状態じゃないか。引きこもり状態も、月に数回の出社日はブツくさ文句を言いながらも出かけることができるのに、買い出しは愚か、自分の楽しみのためにさえ出かけることができない。馬鹿か?人はこれを真面目と呼ぶのか?俗にいう馬鹿真面目?。阿呆みたいだ。単なる馬鹿としか言いようがないじゃないか。
とにかく、この自分のやりたいことに気持ちが向かないこの馬鹿げた病をなんとかしたい。せっかく100個もやりたいことを書き出したというのに。
スピリチュアルな観点からすると、大きくステージが変わる時にネガティブな状態になるという。へぇ、と思ったが、黙って待ってりゃステージアップするのか?このまま浮上してくるまで簿記の勉強をおサボりしていれば合格できるのか?
もうひとつスピリチュアルな観点から。間違った道を選んでいる時、心身の不調に現れるという。へぇ、何が間違った選択なのだろう。っつか、何が正解で、何が不正解なのだろう。簿記?簿記の勉強することが間違いなの?なるほど。簿記2級なんてとったところでなんになるってもんか。教材費を取り返すという不純な動悸が間違っているというの?
いやいや、もっとさ、現実的な解決策ないのかね。
全ての現象には必ず理由があると、イケメン物理学者が言っていたではないか。
ならば、精神医学的な観点から、目標を見失いがちな人がやるといいトレーニング「感情と思考を切り離す」を学んでみた。
・・・先生、自分の感情がわかりません。
出てくる涙の理由が、悲しいのか、悔しいのか、怒りなのか、不安なのか、さっぱり分かりません。なんか、もしかして重症なのでしょうか?それとも良くある「自分の感情に鈍感」な脳の癖なのでしょうか?他人の感情には敏感なのに、自分の感情には鈍感って、なんか自分が可哀想。そう思うと泣けてくる。ほら、この涙の原因は何?感情は何よ。
感情は理論的ではない。理論的でないものにまともに取り合うのは時間の無駄だ。
イケメン物理学者が言っていたじゃないか。
これは、単なる脳疲労である。脳の回路がバグっているだけなのだ。思考を整理せよ。
そうだ、感情と思考を切り離すための基本「デフォルトモードネットワークとマインドフルネス」を理解せよ。
デフォルトモードネットワークとは・・・
脳内のネットワークのデフォルトモードが外れている(オフ)になっているというのは、私たちは思考や作業をしている時のことである。
オンになっている状態というのは、思考や作業をしていない状態。つまり俗にいうボーッとしてなんも考えていない状態。
なんかかっこよ。ボーッとしてる時誰かに「なに考えてんの?」とか言われたら「あぁ、デフォルトモードネットワークをオンにしてたよ」って言ってみたい(笑。
脳内は、このボーッとしてる状態(思考回路が空いている状態)で、脳内の情報を整理し断捨離を行う。つまり、ボーッとしている時間が少ないと、脳内はカオスな状態であり続け、ファイル整理もデフラグさえすることのないパソコンのように重たくなり続けるのだ。
そうか、私は今こんな状態なんだな。なるほど。
言われてみれば時短や効率を求めて、「ながら」を利用して常に何かをインプットしていたように思う。やめよう。
食べる時は食べる。朝日を見るときは朝日をみる。ボーッとする時は思いっきりボーッとする。1つのことしかできない人間が、あれこれ欲張って1日を過ごしちゃダメなのよ。夢や目標は欲張ってもいいけど、日々の生活は欲張っちゃダメだということを知った。
そして、もうひとつ。
やりたいこと100リストやbucket listなんか作って壮大な夢や目標を掲げた人ほど、その後しばらくするとモチベーションが下がる。それは、飽きたからとか、自分の能力に限界を感じたからとか、諦めたからとかではなく、人間の「現状維持スイッチ(恒常性)」が作動し、夢を叶えて現場が変わってしまうことに不安になってしまうからだという。
あぁそうか、私が持っていた感情は単なる「不安」だったのか。
原因(感情と不調の理由)がわかれば、対策を検討することができる。やっと動き始めることができそうだ。
今はインターネットで有益な情報を引きこもった状態で得ることができる。便利な世の中になったものだ。ありがとう。
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