Watana Bear's Life Makeovers

空の写真 と 脳内排出 ときどき しあわせ練習帖

偶然出会ってきたように思えるご縁も、実は・・・

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髪を切った。私自身に諸事情癖があり大抵の美容師は左右対称に切ってくれる人はいない。要望を上手に伝えらえたとしても、最終的に希望通りになることは稀である。

美容師の腕が悪いなどの問題ではなく、私の頭髪の癖なのだからしょうがない。

コロナ禍に入り、今まで通っていた美容室から別の美容師を探し始めているので、私のこの癖に慣れてくれる美容師を探しているのだが、なかなか相性の良い人が見つからず、美容院ジプシーとなっている。

ベテランだからと言って、この髪質を思うままに操れるわけでもなく、逆に、変にプライドがなくどんな髪質も操ってやるぐらいの、血の気の多い若手に出会うまで待つしかないような気がしてきている。

先日、やっと運命のベッドに出会った。こんな感じで鼻息荒くして探しているうちは、見つからないような気がしているが、モノとの出会いと違い、人との出会いは難しい。なぜならば、人は変わりゆくものだから。もし運命的に出会ったとしても、その心地よい関係を継続するには、双方の努力が必要になるからである。

これから年齢を重ね、どんどん髪質が変わっていくであろうわたしと、経験と良い意味でのプライドが備わっていくであろう美容師とが、長く付き合っていくには、技術面だけでなく気質の愛称も必要になってくると思われるわけで。一生ものの付き合いにしたいならば、まさに婚活相当の出会いが必要となってくる。

たとえ運命の出会いがあったとしても、どちらかが活動拠点を変えることになり、せっかくの縁が途絶えてしまうことだってある。

美容師に限らず、仕事仲間、夫婦、友人、すべてにおいて「大切な人」というのは、出会いも難しいが、それ以上に関係を築き上げること、維持することの方がレベルが高わけで、わたしにはハードルが高すぎる。

今もなお縁が続いている人というのはとても貴重で、自分が思う以上に大切にしなければいけない存在なんだと、改めて思った朝だった。

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