Watana Bear's Life Makeovers

空の写真 と 脳内排出 ときどき しあわせ練習帖

ストレス耐性を付けるよりも回避することに注力せよ

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先週、マンションの上階の部屋に工事が入ったと思われ、騒音がするようになった。前にいた人が引っ越したことも知らず、そんな気配(生活音)も感じなかったので驚いた。ある日、朝は7時ころから夜は23時ころまで騒音がしており、新学期に合わせて入居するため床の張り替え等間に合わせなければならないのだろうかと思っていた。

 

そう思っていたのもつかの間。翌日も朝から晩まで工具の音や、パタパタと足早に歩き回る振動音が続く。いくら納期が迫っているからと言って夜21時過ぎまでの騒音は反則だろと、苛立ちのようなものがこみ上げてくる。

2~3日続き、騒音が気になり仕事にもならず、リモート会議もままならない状態となった。納期が迫っている内装工事だとしてもおかしいなと思い始めたので、管理会社に確認がてら電話をしてみることにした。めんどくさいことに、上階の管理会社と我が部屋の階の管理会社が違うため把握していないという。ストレス負荷がかかっている状態でたらいまわしとは、かなりのストレス耐性が求められる状態となる。結局、仕事を中断して通いの管理人さんに確認しに行くことになった。

 

「上階に工事入ってます?朝早くから夜遅くまで音がうるさくて」

「あぁ、先週子ども連れの家族が引っ越してきたので・・・」

「工事じゃないんですか?!びっくりするくらいの音が今週に入ってから朝から晩までずっとなんですけど?」

「わかりました。大家さんに伝えますね」

 

なんだかいろんなショックで動揺し始める。工事だったら、納期はいつなのか=いつまで耐えればいいのかを確認し、非常識な作業時間に釘を刺したかっただけなのに、家族連れの生活音(引っ越し荷ほどき等)の音だったということは、期限なくこの騒音が続くことになるということなのだ。今風に言うならば、「住民ガチャ失敗」ということになるのだろうか。

引っ越しの荷ほどきが終われば工具の音はしなくなるのだろうが、足音含め生活音は永遠に続くことが確定した。前の住民も若干の生活音は聞こえてきたことはあったが、掃除しているのだな、子どもが入浴後にはしゃいでいるのだな。と、一時気になる程度の音だった。何より、引っ越し作業し、出て行ったことさえ気づかないほどだったわけで。

納期にせかされてがっちりした男性作業員が2~3人でバタバタと作業しているような足音や、工具を落とす音、床材を引きずる音などは、すべて上階に住む家族の生活音だったのだ。

ヤバイ人が引っ越してきたな。田舎の一軒家から引っ越してきて集合住宅は初めてなのだろうか。それとも日本人ではないのだろうか。いろんな憶測が脳内を占領し、若干ノイローゼ—状態になる。

翌日、一家であいさつに見えられて、さらなる衝撃を受けた。小さな子供が3人の5人家族だったのだ。音がうるさかったら言ってくださいね、と母親は言う。正直、言ってどうにかなるものではないだろ?と思った。うるさいという自覚があるならば、まず謝れとも思ってしまった。ストレスというものは、心の余裕がなくなるのだなと再確認した。私のストレス耐性もまだまだだったようだ。

大家さんもしくは管理人さんから、騒音について連絡が入っていたのかはわからないが、父親の方は床にマットを敷くなどして気を付けますからという。どんなマットなのかは聞かなかった。もし、防音マットのようなものだったとしても、その効果がどのほどなのかは知らないし、部屋だけでなく廊下など全面に敷くとも思えなかった。

男性作業員がバタバタと駆け巡っていたのは子どもが走る音(振動)であり、工具や釘などを落としたと思っていたのは、子どもがおもちゃを床に落とす(もしくは置く)音であり、床材を引きずる音だと思っていたのは、ダイニングテーブルの椅子やタンス・戸などを引く音だったのだ。

子どもに罪はない。そうあきらめた。

 

マンションの騒音対策で検索してみると、効果的なことはほとんど見つからず、足音など天井からの振動音に苦しみノイローゼになって引っ越す例がほとんでである。

時期的に無駄だと思いながらも、今のマンションと変わらない条件の空き室を調べる。借金をしてまでも引っ越すべきなのだろうか。ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンなら数万円で済むのだろうが、生活に支障は出ないのだろうか。そんなことを考えながら散歩をし、いくつかめぼしい売れ残り物件の外観&環境を確認しにいく。結局、売れ残りには何か問題があるから残っていることを、内見するまでもなく確認できただけとなった。

時期が悪かった。あきらめて、その足でイヤホンを買いに行く。

翌朝、起床と共にイヤホンを装着。さっそくノイズキャンセリング機能を作動させると、そこには快適な日常生活が待っていた。昼頃には耳が苦しくなるものの、今後平日の日中は音がしなくなる(通園・通学する)ことを祈り、しばらくはイヤホンで様子を見ることにしよう。6月ころにはぼちぼち物件も出てくることを期待して。

(2026)